3gimV2_sample1

事例

3GIM(V2)は、基本機能とサイズはV1と同じですので、V1での事例もほぼそのままで利用できます。
ここでは、V2の特長(AGPS等)を活かした事例を紹介します。

  • Handy Location Notifier(手のひらサイズの位置通知装置)

ボタンを押すと概ね1分以内に現在位置をAGPSで取得して、予め設定された電話番号へSMSを送る小型装置です。位置情報の取得にAGPSを使っていますので、地下街や窓のない部屋等でなければ、屋内でもおおよその位置が分かります。

完成品の画像は下記のとおりです。
ケースには、タカチ製の既製品(PS-85W)を使いました。

HLN_3.jpg

ケースの中身は下記のとおりです。
ケースの蓋にGPSアンテナを貼り付け、ケース本体の底に3Gアンテナを貼り付けています。PS-85にぴったりのサイズでした。電池は小型のリチウムポリマ電池(3.7V/170mAh)を使いました。また外付けのマイコンとしてAtmelのATtiny85を使って、Arduinoを使ってプログラムを作成しました。

HLN_2.jpg


マイコンATtiny85は、タクトスイッチが押されたときにスリープ状態から起き上がり、現在位置をAGPS機能を使って取得して、位置の取得に成功したらあらかじめ設定されている電話番号宛に緯度・経度をSMSで通知します。

SMSは、クラウドサービス等を準備することなしにSIMカードさえ対応していればすぐに利用できるのが便利な点です。ただ、SMSの送信件数に応じた従量課金となるケースが多いので、通信料金には注意が必要です。

回路図は、とてもシンプルです。

HLN.PNG


スケッチは、ここからダウンロードしてください。

また、部品の選定やATtinyのスケッチの書き方については、下記のサイトを参考にさせていただきました。



  • 最終更新:2016-02-28 20:26:34

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