使い方
■SIMカードの装着方法
SIMカードの挿入の向きは下記の通りです。電極面を基板(下)側にして装着してください:

■アンテナケーブルの取り付け方
3GアンテナのケーブルならびにGPSアンテナのケーブルは、IEM上の各コネクタにしっかり装着してください。ピンセットや小さなラジオペンチ等で力を掛け過ぎないように取り付けます。GPSアンテナのケーブルの取り付け例を、下記に示します:

■UNO/Pro以外のArduinoで3Gシールドを使う方法について
- 概要
Arduinoは、機種によってデジタルピンの仕様が異なります。3Gシールドでは、D4(RX)およびD5(TX)を標準ライブラリSoftwareSerialによるソフトウェアシリアル機能を使用します。しかし、LeonardoやMegaではこのRXピンのアサインでは正しく動作しません。
これを解決するには、下記のようないくつかの方法があります:
方法(1) ソフトウェアシリアルが利用できる他のデジタルピンを利用する方法
方法(2) ハードウェアシリアルを利用する方法
- 方法(1)
a3gsライブラリの変更が簡単な方法です。
- 下記のページで公開されているソフトウェアシリアルのRXピンとして利用できるピンを見て、どのピンで代替するかを決定する(例えば 10):
- D4ピンとその代替ピンD10を接続する。(なお、D4ピンは他の用途に使用しないこと)
- a3gs.cppで定義されているシンボル「 IEM_RXD_PIN 」を代替ピンの番号(例えば 10)に書き換えて、スケッチをビルドする。
- 方法(2)
3GシールドとArduinoとの間のシリアル通信の速度を向上させることができます。Leonardo/Mega/Mega2560(ADK)/Dueの場合は、例えば下記のように対応します(RX1/TX1で代替する例です):
- D4ピンをRX1ピン、D5ピンをTX1ピンへそれぞれ接続する(D4およびD5ピンは他の用途に使用しないこと)
- a3gsライブラリで、「iemSerial」をすべて「Serial1」に置換して、その他、適切にビルド時のエラーに対処する(エラーへの具体的な対処内容は、a3gsライブラリのバージョンに依存するため、ここでは詳しくは解説しません)
- 補足
- Leonardoで利用する場合は、I2Cとの同時利用はできません(I2Cのピン割当てがD2/D3であり、3Gシールドのピン割当てと一部衝突するため)。
- Leonardoでは、SMS受信時の割込み機能が利用できません。
■お手持ちのSIMカードを使う方法
2013年5月現在、3Gシールドで標準的に利用可能なSIMカード(通信サービス)は次のいずれかです:
- NTTドコモ (mopera.net)
- IIJmio (iijmio.jp)
- IIJmobile (iijmobile.jp)
- So-net (nuro)
- excite
- hi-ho
- bmobile U300 (bmobile.ne.jp)
- DTI (ynmbl.net) -> 2013年9月より新規SIMカードに変更
(DTIの古いSIMカードは、12月25日より使えなくなります)
お手持ちのSIMカードが上記のいずれかであれば、デフォルトのプロファイルをスケッチで切り替えることにより利用できるようになります。ただし、3Gシールド製品の出荷時期により、あらかじめ設定されているSIM情報が上記と異なる場合があります。
a3gsライブラリのサンプルとして添付されているスケッチ「set_defaultprofile.ino」と同じ要領で、お手持ちのSIMカードに合ったプロファイル番号に切り替えてみてください。なお、上記のSIMカードのプロファイル番号は、別途製品ご提示のときに添付しています。
詳しくは、SIMカード情報、または別冊「3Gシールド ライブラリ仕様書」の「サンプル・スケッチ」の章を参照してください。
- 最終更新:2013-12-07 18:43:02